HOBOからの手紙 番外編


96/05/12 18:21

  HOBOからの手紙番外編・・・・「今、”もんじゅ”を検証する。」講師 広瀬 隆に本日、参加。
  
   以前から、広瀬さんの著書や寄稿文などに目は通してきた。しかし。やはり、講演会
の内容は、絶望的な日本の状況に満ちていた。これから、生まれてくる二人目の子供は、本当に生まれてき
て幸せなのだろうか。そして、4歳の愛娘は、何も罪はないのに、これから、生き地獄を味わうかもしれ
ない。
   もんじゅの事故や動燃の悪あがきや東大教授たちの悪事や官僚たちの悪事など、日本
の原子力産業は薬害エイズと全く同じ構造が、繰り返されている。薬害エイズの時は、血友病の患者が殺
された。今度は、国民全員やアジアに住む人たちの多くが、特に放射能への抵抗がない弱年者のほとんど
が殺されようとしている。日本国民はバカだから、だまって殺されるだろう。もう、僕も考えるのはやめ
た。広瀬さんや地質学の権威である”おこぜ”教授はまだ、政府とかけあって必死に原発をとめようとし
ている。でも、無駄だろう。日本人は大バカだから、官僚と東大教授のエセ論理に押し切られ、活断層の
上で、ウランを燃やしつづけるだろう。そして、もっとも弱い地盤の六ヶ所村に死の灰を集める。六ヶ所
村の地質条件は危機である。ここに隠された断層があるが、これがずれたら、アジアが滅ぶ。
   あれだけ、絶望的な講演。・・・・でも広瀬さんはあきらめていない。この講演を聞いて
も、でも原発は必要だと訴えるくそじじたち。僕は、絶望した。みんな、放射能に蝕まれ、ミイラのよう
になってくたばればいい。・・・・所詮、人間なんて愚かな存在、放射能と一緒になくなればいい。放射能は
何万年も消えることはないが・・・・・。
   あの森でかっこうは鳴けない
   不毛の森ではないのだが、もっとおそろしいことに
   沈黙の森なのだ。
   おお、人間たちよ
   気がついたのが遅かった
   チェルノブイリは核戦争なんだよ      ミハイル・ビンニック

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