今回の日銀短観で注目すべきポイント @「さほど良くない」のウェートが高い 95/5 8 11 96/2 5 9(E) 製造業 66% 62 62 66 71 72 ・・・・近い将来の業界の不透明感が反映されている。 A素材業種以外の製品流通在庫は総じて高水準 B下期の円安効果顕在化期待。 ・・・・輸出は0.2%増から3.9%増に拡大する見込み。 C設備投資計画は今回調査で上方修正。主要製造業で 6.7%増と前回の0%を大幅に上回った。金融機関の設備 投資は情報化投資をバネに7%増と6年ぶりにプラスに 転じた。 <企業収益見通し改善度ランキング> (5月調査の8年度経常利益前期比増減率−2月調査の8年 度経常利益前期比増減率)/2月調査の8年度経常利益前期比増減率 ベスト4@自動車32.2%A不動産16.9%B窯業14.5%C非鉄金属14.2% ワースト@電力ガス-11.1Aリース-10.1%B石油精製-5.2C鉄-5D電機-1.8 先日、ニューヨークから来た某外資系の日本株担当者と半導体メーカーの 話をした。「三星からのレポートによるとEDOはファーストページの20%以上高 い値段で取引されている。高速品特化している日本メーカーは大丈夫なん でしょう。」というので、「EDOとファーストページのプレミアムなんてもうあり ませんよ。」と答えた。外人は目を白黒させて「その話はどこで聞い たんですか。」というので、半導体商社だと答えた。同席したアナリストも 「プレミアムがあるとしてもせいぜい4〜5%程度ですよ。」 ・・・・外人は何も知らないらしい。目を白黒させるばかりであった。