#2-14 スクラップ


スクラップを整理していたら、94年7月に作ったグラフが出てきた。 興銀、勧銀、さくら銀、三菱銀、富士銀、東京銀、住友銀、三和銀、東海銀、あさひ銀の株価を単純に平均して作った合成指数と日経平均のレシオケーターで83年2月を100として、作ってある。 84年2月から立ち上がり、長期国債先物が5月にピークアウトした後、87年6月に250強でピークアウト。この間3年4ヶ月(上昇波動を2波内包)。その後、低下局面入り、長期国債先物のボトムと時を同じく、90年9月150近辺でボトムアウト。この間3年3ヶ月。その後はあまり奇麗なトレンドではないが上昇波と思しき波を2波内包し長期国債先物のピークアウトにやや先行し、93年12月に250近辺でピークアウト。この間約3年3ヶ月。
そして、そこから下向きトレンド線が引っ張られ、97年3月?とある。
そして、今年の4月11日に銀行がとりあえず底を入れた。3年3ヶ月サイクルが生きているのか?
私が担当している電機業界は95年年半ばから株価が立ち上がり、既に2年が経過している。今後1年は、注意深く銀行と電機株の推移を見守る必要がある。既に、大陽誘電が業績の下方修正を発表しているように、ハイテク相場は息切れとなる可能性が濃厚になってきた。パイオニアの第1四半期もポジティブサプライズがなかった。来週、発表になるTDKや松下電器の第1四半期決算内容や9月2日に開かれる京セラの会社説明会では下方修正が発表される可能性もあり、ハイテク株は予断を許さない。決算内容次第では、やや調整を強いられる可能性もある。今、値嵩ハイテクで安心して持てるのはソニ−、ローム、東京エレクトロンくらいしかない。
調査した訳ではないが、個人的には銀行株の中で、長銀がおもしろいのではないかと思っている。
P.S. 上記のレシオケーターは今、使っていないマシンで作ったため、94年7月以降の分は作成していない。



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