#2-6 NO NAME


外資系が日本の個人資産の獲得に乗り出してきている。外資系企業のアナリストの補充も凄いものがある。これだけ、外資系が強気で乗り出してきている以上、外人買いが少し減ったからといって、日本株式に対してさほど弱気になる必要はないのかもしれない。
しかし、バブル崩壊で疲弊している日系企業は防戦一方だ。私の職場でも、リストラはますます猛威を振るっている。私も最近は、いつまでリサーチャーをしていられるのか、わからないので、数多くの企業との接触を図り、知識、情報の習得に努めている。おかげで、毎週土曜日は、レポート執筆や資料整理に追われる始末。
日本の株式中では、やはり電子部品株は長期保有候補の最右翼のような気がする。フリーキャッシュフローなども黒字が続いており、キャッシュフローを生み出す力は魅力的。なぜ、日本の電子部品が こんなに強いのか?。ある部品会社の人は「それは電子部品を素材から作り上げるからだという。その素材生成ノウハウは他国にはなく、さすがの韓国、台湾もキャッチアップできないだろう。」 セラミック、フェライトなどの素材から電子部品を作り上げる企業は、長期的に買えると思われる。現在、電子部品は通信用や車載用といった用途別というよりは、松下通工とそれ以外の携帯メーカーといった顧客に よって濃淡が出ているが、TDK、誘電、村田などの優良電子株が押したならば、ぜひ投資して寝かしておきたいものだ。おそらく大手電機メーカーに投資するよりは報われる可能性は高いだろう。



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