#69 水晶デバイス


携帯電話市場の急拡大の中、受注量の確保と引き換えに価格割引を水晶部品メーカーは呑んできた結果、価格は期初から30〜40%ダウン。海外向けも目立った回復はなく、横ばいトレンドが続いている。携帯電話はNTTドコモの一人勝ちの様相が強まってますが、その中でも松下通信工業、三菱電機と他のメーカーの優勝劣敗が明確になってきており、2社以外は、現行機種の生産を絞り込んます。現在、端末毎の機種契約になっており、水晶部品もかなり斑模様となってきている。
今後、携帯端末で巻き返しを図る負け組みメーカーが価格を押さえた新機種の投入を図ることが予想されますが、その際にさらなる単価引き下げを要求されるでしょう。この要求に対して、現在水晶デバイスメーカーとしては、フル稼動であることを理由に、要求を拒否することも可能な状況ではありますが、生産能力増強でこれに対応するのかどうかがポイント。
私個人としては、要求に応じてしまうのではなかろうかと悲観的に見ています。
p.s 原発を許さないみんなへのリンク



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