浦和レッズ無念。バイン、広瀬。あのPKを決められなかったのは痛い! 先日は、太陽電池で、キャノンのお話をしましたが、今日も太陽電池メーカーシリーズの 第2弾。めでたくJリーグ初勝利を上げた京都パープルサンガに因んで、京セラです。 とはいっても、太陽電池の話ではなく、パッケージ事業の話です。 先日の説明会では、かなり技術的な話が飛び交っておりました。私の理解できた範囲で説 明します。いままで、京セラはコストがかなりガラス張りで、値を叩かれやすいプラスチッ クパッケージには参入しないと思われていました。しかし、今回、プラスチック ランド グ リッド アレイ(PLGA)というプリント板タイプのパッケージでプラスチックパッケージ に参入を表明。来年の1月から量産を始めます。しかし、京セラは既に、その次の世代の C4の第1世代の開発を終えており、来年10月より量産を開始する予定です。こちらの方 が売上はかなり期待できそうです。結局、プラスチック参入といっても、このC4そしてド クターカード(もしくはMCM)といった有機パッケージでのワンポイントリリーフ的な事 業のようです。有機パッケージとは、セラミックのコンパウンドをプラスチックと混ぜ合わ せた素材で作られものようです。 これで、特陶に続いて総合パッケージメーカー宣言をした訳ですが、懸念とされていたペ ンティアムプロ向けも2ヶ月前から量産体制に入っており、足元はフル稼動状態に入りつつ あります。インテルのパッケージメインサプライヤーとしての地位は今後とも不動でありま しょう。また、今後は車載用のエンジンコントロールユニットの量産拡販などにも力を入れ、 現在MPUに偏重しているユーザー比率を50%から30%に引き下げ、車載向けを20% に引き上げるなど用途の拡大も目指しているようです。 今期は通信機器が前期売上の1050億円から1700億円へと拡大し、通信機器メーカ ーとしても、成功を収めつつあります。 ただ、株価が高いため、この株でリターンを得るのは大変です。大きなガラがあったら、 拾いたい銘柄の一つです。 おめでとう。パープルサンガ!