Mail#121 電子部品


電子部品は、日本の誇る製造業の一つであることは疑う余地がない。 安いところを仕込んでおけば、報われる業界と思う。
しかし、今は安値圏かと聞かれたら、私は「違う」と答えることにしている。 去年の高値から随分下がっているではないかと言われたら、その高値が異常だった のだと答えている。
業績は絶好調である。量産効果に価格低下がないという状況が加わっている。 ただ、各社増産に走っているため、需給が緩和した時に、今までの分を返せと ばかりに顧客から価格引き下げ圧力がかかるのは目に見えている。
今回の好景気は、通常の好景気よりも下振れリスクがかなり大きいのではないかと 考えている。
電子部品への投資タイミングはまだ早い。特に、昨年、大相場を演じた銘柄は、今後、 1年間くらいは様子を見て丹念に拾っていくのがベストのように思う。



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