Mail#120 通信と銀行


 通信株はMail#115で予測した通り、8月22日に目先底入れとなった。グラフを見ていただきたい。4月10日から5月24日までの下落日柄が30日。これを7月13日の戻り高値から適用すると8月23日が底入れ候補日となる。結果は1日早い22日であった。底値は、4月10日から7月13日の値幅1163.83ポイントを7月13日の高値から差し引いた3563.1がターゲットであったが、これよりもやや高い3663で止まった。どちらかというと6月16日から7月13日の上げ幅(550.88)の倍返しで下がった計算(3625.17)となる。

 底うち後、一陰介在5陽連となっている。下向きだった基準線も横這いに転じている。ただ、遅行線が株価に頭を抑えられており、一本調子の戻りは難しいか?

 銀行株は、正念場である8月30日現在、今年1月の407円のW底舐めた高値から4日連続の陰線である。しかも、高値から4日、5日にあたる昨日、本日は、安値を切り下げており、ほぼ戻り高値を付けたものと考えて良いのではないだろうか。遅行線は雲に押し返される形となってしまった。明日、陰線を引けば、売りはかなり決定的となる。

 9月は、日経平均指数の入替えに伴う裁定解消や持合の溶合いなど需給関係からは楽観視できない 状況である。すでに、多くの業種では、チャートが崩れてきている。




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