Mail#104


 ウォーレン・バフェットは1930年8月30日、ネブラスカ州オマハに生まれた。 1950年にネブラスカ大学で理学学士を修得後、確か宇多田ひかるが進学する予定の コロンビア大学の大学院に進み、そこで、偉大なる投資家”ベンジャミン・グレアム” 教授に出会う。1951年には経済学修士号を得た。
1956年に投資ファンド「バフェット・パートナーシップ」を立ち上げる。1969年に このファンドを清算するが、それまでの成績は年率32%という驚異的なものであった。 現在バークシャー・ハサウェイのCEOであるが、この会社はもともと老舗の紡績会社で あったが、株を買い集めて経営権を握り、投資会社へ変えてしまったものである。1985 年には紡績事業からは撤退している。 1965年に最初にバフェットが買った時は、わずか7.5ドルであったが、その後の株価 上昇は周知のとおりであり、インベストメントの巨人として君臨している。ただCEOと しての年収はわずか10万ドルというから驚きである。
 ウォーレン・バフェットは、長期投資を前提に、少数の熟知している銘柄に 集中投資する。
 バフェットの投資判断の基準は、
@事業のわかりやすさ、業績の安定性、長期的展望が見えること。
A経営者が合理性を尊重しているかどうか、株主に対して誠実か否か。
BROE、オーナー収益(キャッシュフロー)、売上高利益率。
 もちろん、バフェット自身が判断する企業価値よりも市場価値が下回っていることも加わる。
 バークシャー・ハサウェイはインターネットを通じて、購入企業の募集をしているが条件は、 @税前利益が2、500万ドル以上 A過去の実績 BROEが高く負債が少ない Cしっかりした経営陣 D事業がわかりやすいこと E売却価格を提示すること 、である。



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