「買ってはいけない」という本は、「週間金曜日」という雑誌を母体にしている。
企業からの圧力がかからない稀有な雑誌で、そのため薄くて高い。
したがって、貧乏な私は図書館で読むことになる。 そして、どちらかというと企業サイドである文芸春秋が、「買ってはいけない」を批判しはじめた。 その批判を繰り広げているのが、H氏である。その名を見たとき、私は笑ってしまった。 そして、記事を読むことさえやめてしまった。 週間金曜日の編集をしているのは、落合恵子、佐高信、椎名誠、筑紫哲也、本多勝一である。 週間エコノミスト(毎日新聞社)の読者は、お気付きであろうが、 H氏と佐高氏は犬猿の仲である。 この余計な、知識のおかげで、せっかくの「買ってはいけない」論争を楽しめなかったのである。 |
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