Mail#64 エスアイヤー


エスアイヤー(SIer)と接触する機会が多くなってきた。 キャッシュフロー経営やSCM(サプライチェーンマネジメント) に関する本が溢れかえっていることに、 気付かれている方も多いであろう。 ちなみにSCMに関しては、業績不振にあえぐ半導体各社は一斉に導入をはじめている。 昨年末から家電各社も一斉に導入へ動き出している。電子部品メーカーで導入している ところはないようである。営業キャッシュフローを拡大させるには、 SCMが有効な経営手法で、SCMの要になるのが精度の高い需要予測であり、 これを行うには、会社外部のサプライヤーや販売先との情報を一元化することが 必要であり、かなり仕組み作りの面が大きい。 この手の経営をうまくすすめるには、これこれの業務システムが必要である。 というのが、SIヤーたちのセールストークである。ただ、始めから露骨なセールス をしてくる馬鹿な営業マンはいない。まずは無料コンサルティング的な入り方を するケースが多い。また、セミナーへの無料招待などという餌もある。 最近は、随分、この手のセミナーに多く参加してきた。 こういうセミナーに参加していると結構面白い話しが聞けるのだが、 出た後が大変なのだ。ただでさえ、詰まっているスケジュールを割いて、 SIヤー達の話をしなければならないからである。 しかも、こちらはシステムを入れる気などさらさらないし、入れるとしても 私に権限はない。そして、私の大事な業務時間は失われていくのだ。 先日出たあるセミナーで、ヨーカ堂の消費税還元セールの話しを聞いた。 あれは、ヨーカ堂のいいところどりで、消費者に還元された原資は、ヨーカ堂の 仕入先であるということである。随分、多くの仕入先が泣いたそうである。 中小の業者の中でも、赤字になったところも少ないそうである。 そんな中でも、***というシステムを使っていたA社は、利益率をあまり 落とさずに乗りきったというのが、このセミナーのテーマである。 最近は、スーパーによくいくようになった。ヨーカ堂のうなぎ、 西友の酸化防止剤無添加の赤ワインなどはかなり気に入っている。 ライフコーポレーション、ジャスコなどにも足を運んでいる。 ただ、ダイエー系にはあまり行かない。かみさんによると値段のつけ方が とんちんかんなのだそうである。ダイエーがおかしくなるとかなり 影響は大きいと思われる。復活を願うばかりである。



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