対策
さて、物騒な隣国が、何やら企んでいる模様。 現在、考えられる最悪のシナリオは、ミサイルの東京直撃ではない。 最悪のシナリオは、敦賀湾への攻撃である。 〜原発の建屋では、何度なく鈍い衝撃音が響き、8時50分ついに 大音響が巨大な格納容器を震撼させた。格納容器から噴出した放射能を伴なう 水蒸気は、ただちに凝縮して雲となった。 放射能雲は横幅を広げながら、夜半には北は米原、南は四日市をかすめ、 翌日の未明には、岐阜市、名古屋市の全域を覆った。放射能雲が 東京間近までに迫ったときついに雨が降り始めた。雨は雲の中の放射能を 洗い落とし、高濃度の放射能雨がメガロポリス東京に未曾有の汚染をもたらしたのである。 こうして東京を中心とする250平方キロメートルもの広大な地域が、 人の住めない廃野と化した。もしここに5年間住み続ければ、 60%もの人々がガン死するほどの汚染を被ったのである。〜 (『原発事故…その時、あなたは!』風媒社 あとがきより) 上記の文章は、亡くなられた、京都大学の瀬尾 健さんの本から引用したフィクションである。 この本には、原発事故発生後の対応の仕方が書いてある。ぜひ、一冊買って、家に置いておくべきであろう。 |
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