キャッシュフロー経営とともに、最近、流行してきているのが
SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)
である。典型的な成功事例としてDELLがあげられている。
かんばん方式(JUST IN TIME)が流行った時には、
トヨタが典型であったが、SCMでトヨタにあたるのがデルコンピューターである。
このかんばん方式は、日本人特有のあいまい理論を含有しているため、
非日系企業への導入は、困難を極めた。この経験から米国で生み出されたのが
SCMである。
リードタイム(受注から納入までの期間)を短縮し、
在庫コスト、運転資金などの圧縮などを図り、収益向上を図る経営手法である。
かなり緊密な情報ネットワークを持つ経営組織が求められる。
ERPソフトとは表裏一体とも言える。 典型的なデフレサイクル化の経営手法である。とにかく現金以外の資産は、デフレによって減価するのである。 ただ、SCMによるリードタイムの短縮には、サプライヤーとの連携や正確な需要予測が前提となり、 かなり高度な手法である。ただ、SCM導入が盛んになるとますますデフレは深刻化すると思われる。 個人的に借金はなく、現金の他資産に対する相対的減価は望まないが、 日銀の国債引受をすべきであると個人的には思う。 調整インフレ以外にもう、手がないと思う。 実は、もう5年くらい前からそう思ってきたため、愚かにも金(GOLD)に投資して 失敗しているが・・・・。金は、いまやインフレに対して、ヘッジ機能を持たないと思う。 やはり、そろそろ真剣に株式投資を考える時期であると思う。 株式保有はインフレヘッジになる。 なぜか分からない方は、株式に手を出さないほうがいいだろう。 |
---|