Mail#47 独り言


公的資金が銀行に投入される。 さて、私が今、引く手あまたな優秀な学生だとしよう。 どこに就職するか? やはり、大手都市銀行である。証券のように見限られることもないし、 一般企業のように潰れることない。 いざとなれば、お上がなんとかしてくれるのだ。 年収や福利厚生だって、今よりは下がるだろうが、他業種よりは格段に高い。 さて、私が前途有望な学生ならば寄りつきたくない証券業界が揺れている
ドクターを社長にいただく野村証券がおかしい。潰れた山一証券は歴代、営業を知らない企画畑の社長だったと聞いている。 その前例を知りながら、国内営業の現場を知らない社長をトップに据えた。 証券会社は、なんだかかんだいっても営業だ、まず営業ありきである。 山一と同じ、野村は今、山一と同じ過ちを繰り返しているような気がしてならない。
トップが現場を知らなくてもうまくいっている会社がある? だいたい、そのトップは、現場を知っている有能で物申す経営幹部を抱えている。  現場を知っている副社長や専務クラスが社長をサポートしている場合は、幸いだ。 現場を知っていても、社長の回りで太鼓を叩いたり、ごまをすっているような役員で 固められた会社は終わっている。
現場を知らない人間に何ができる?
現場を知らないMBAに何ができる?
会社を動かしているのは、理論じゃない。人間だ!



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