三洋電機とソニーが動画デジカメを発売した。 H製作所が2年前に開発、発売したMPEGカメラ(テープの代わりにハードディスク を使ったもの)を思い出す。 当時、IR担当者は、社内横断的な組織で開発された初の商品ですと誇らしげだった。 帰り道に同行したファンドマネージャーは、あんなもの誰が買うんでしょかと 言っていた。その後の売れ行きは言うまでもない。もちろん、追従したメーカー はなかった。 技術志向の会社の独り善がりが生み出した典型的な商品である。 マーケティングなき巨大工場会社・H製作所を象徴する一品である。 映画で言えば、(女優オリビア・ウィリアムズは好みのタイプだったので、酷評するのは辛いが、) 今年度の最低映画と言われたケビンコスナーの『ポストマン』みたいなものである。
ソニーはパソコンとAVを結びつけるような独創的な商品を市場に送りだしているが、
忙しいアナリストにとって、とても便利な商品を出している。 私は、三洋の時短テレビも使っている。三洋の時短テレビもデジタル音程調整機能があれば、完璧なのだが こちらは、音声再生部分(音声の再生速度は変わらない)を適当にオミットし2分の1にする機能使っている。 文脈にかかわらず、音声をカットするので、トーク番組には向かない。 ただ、英語のできない私は、12チャンネルの日高義樹のワシントンレポートなどは時短機能で見ている。 字幕を読むだけなので、倍速再生で十分なのである。 忙しい時は、サッカーなども録画し倍速再生で見る。割と重宝している。
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