Mail#32 ドラム


 複写機は、円筒形のドラムと呼ばれるものを心臓部に持つ。 複写機のガラスの上に原稿を置くと、緑色の光が原稿をスキャンニングする。 こうして読みこんだデータを光に変換し、複写機内部のドラムに照射する。 ドラムの表面の光を浴びた部分は、帯電する。 こうして、ドラム表面に読みこんだデータを帯電した部分として復元する。 ここに、帯電した部分に吸着する物資から出来ているトナーを乗せる。 これを加熱加圧してトナーをコピー用紙に定着させるとコピーができあがる。
さて、このドラム、複写機メーカーにとってはちょっとした問題だ。 廃棄の問題である。なんとも処分がやっかいなのだ。 ある大手企業が、中国まで運び、山の中に捨てていると聞いた。 このドラムのリサイクルはかなり難しいらしい。



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