文芸春秋から出版されている日本経済「常識のウソ」は一読の価値があると思う。
目次を紹介する。
日本の財政赤字は世界最悪のウソ
アメリカでは駄目な銀行は潰すのウソ
終身雇用の時代は終わったのウソ
BIS規制は銀行経営を健全化するのウソ
内外価格差があるから豊かになれないのウソ
ケインズは死んだのウソ
日本の製造業は無敵のウソ
ビッグバンは日本の金融空洞化を救うのウソ
日本的経営はもう終わったのウソ
ISOが日本的経営を変えるのウソ
日本の貿易黒字が経済摩擦を生むのウソ
ニューエコノミーは永遠に続くのウソ
アメリカンスタンダードで日本は立ち直るのウソ
一般的に常識と思われることも根拠がなく、また経済常識とそぐわないこともある。
また、日本で思われているほど、アメリカはいわゆるアメリカンスタンダードに則している訳でもない。
付和雷同型の国民の思いこみが悲劇を生んでいる。
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