Mail#19 遂に


「遂に・・・」
日経平均株価の13,000円割れのことではない(これは強いて言うなら「やっと」だ)。 国の使用済み核燃料サイクル事業が始まった。 この国は、痛い目に合わなければ暴走をやめない、哀れな国である。 太平洋戦争、銀行の貸出競争・・・・、いつも結果は同じであった。 残されたのは、誇りを失ったエコノミックアニマル、そしてそのものたちが起こした膨大な不良債権と汚れた大地とその地べたにすわる虚ろな目をした若者たち。
日本は官僚制度を中国から輸入してきた。 中国人は、社員としては使いにくい。 その仕事がどんな仕事であろうと、仕事を奪われるのを嫌う。 官僚制度はその中国人の魂を引き継いだ。
金融システム崩壊のニュースの影で、日本列島の地下深く、何万年もの管理を必要とする猛毒物質の注入が始まった。
ダイオキンシンとプルトニウムと不良債権にまみれながら、大地が怒り狂うのを待っている。
  1999年7月まで、後10ヶ月。



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