Mail#1 タイタニック

次々と事件が起こっている。しかし、これらの大半は、他の事件とも繋がっている。それは、無数の尖がりを持つ巨大の氷山のようである。海面上では独立して存在しているかのように見える。我々は、マスコミの軽薄な解説のおかげで、この海面の下の巨大な塊を見つけられずにいる。そして、タイタニック号のように、沈没してしまうであろう。　多くの人間の足跡は、注意深く、見なければ、見落としてしまう。一人の人間が動くことで、別々の団体同士にシナプスのようなものができあがり、一連の神経細胞のように振る舞うケースがまま見うけられる。特に、日本においては、民間団体と公的機関との間に多いように見受けられる。団体とは言っても、第３者の厳しいチェックが働いている団体は少なく、特定の人間の意のままに動くケースが多いのではないか。今の日本は、まさに沈没寸前のタイタニックである。

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