#4-1 19X8の年


19X7では、悲しいかな、内容通りろくでもない相場になってしまった。
でも、今年は違う。
8の年は過去4回すべて年初安値で年末(10〜12月高値)高という縁起の末広がりの年である。経済的にはなんの根拠もないが、今年に期待しよう。
1958年
世はなべ底不況、企業業績も2期連続の減収減益。しかし、株価は上がりつづけた。東証ダウは大発会が475.20円。これが年間の安値でその後は、下値を切り上げ、大納会は666.54円で引けた。年間の値上がり率40.3%であった。 (この年は、ホンダや早川電機(シャープ)、三洋電機が暴騰した。)
1968年
いざなぎ景気の真っ只中。株式市場は40年不況を漸く抜け出し、この年の3月から第2次外国人買いブームと言われる上げ相場に入る。従来の利回りから投資尺度はPERに移行した。
外人買いの対象になったのは、電機、機械、精密、住宅、医薬品などであった。
1978年
オイルショック後、4年間、株式市場は不振を極め、1977年の年末は悲観一色であった。しかし、この年は大きな深押しもなく、株式市場は上昇し続けた。日経平均は大発会が4867円。これが年間の安値でその後は、下値を切り上げ、12月13日に高値6097円をつけ、大納会は6001円で引けた。
1988年
いわずと知れたバブルの真っ只中である。大発会21217円で始まり、6月まで一本調子で上昇。6月の高値は28342円。その後、10月までの調整後、再び上昇、大納会は年内高値の30159円で終了。年間上昇率は39.9%であった。
インデックスファンドを大発会に買ってみるのもおもしろい。
今年もよろしく。
始値 高値 安値 終値 実質GNP成長率
1958475.20666.54(12/27)475.20(1/4)666.546.0
19681266.271851.49(10/2)1266.27(1/4)1714.8912.8
19784867.916097.26(12/13)4867.91(1/4)6001.855.1
198821217.0430159.00(12/28)21217.04(1/4)30159.006.0



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