第六日目 夜(ジキルとハイド)

 今日は、インターネットで知り合った、ラップ口座関係のお仕事をしている方と会う約束。待ち合わせ場所のホテルへ向かった。そのホテルはロビーで、酒を飲んだり煙草を吸ったり出来るようになっている非常に気の利いたホテルだった。何せシェラトンホテルでは灰皿を探し出して、そこで煙草を吸っても、「吸わないでくれ」とボーイに言われましたからね。

 ボーイにビールと灰皿を頼み、一服しているところに待ち人がやってきました。彼女と一緒に、ジキルとハイドというテーマカフェへ。NYにはハードロックカフェを初めとして、テーマカフェと言うお店のジャンルが確立している。モータウンカフェ、ハーレーダビットソンカフェ、モデルカフェ等。どれも好きな人にはたまらないだろうが、そうでない人にとっては、ただのバー&レストラン。ただ単に、テーマにあった装飾になっているだけだからだ。しかしジキルとハイドは一味違った。入り口にはおどろおどろしい人形が立っている。中に入った途端に、周りが真っ暗になり、怪しく光った骸骨が、いらっしゃいませと歓迎してくれた。

 中に入ると子供たちの歓声が聞こえる。子供も大人も楽しめる。そんなスペースのようだ。ただ単に酒と食べ物を持ってくるだけではない。席に着いた途端に、席の横に飾ってあるサイの剥製が喋り出すし、それが終わったら、今度は吹き抜けの所にあるゴンドラが降りてきてドラキュラが喋り出す。そういったアトラクションの度に照明が変わり、雰囲気を盛り上げている。さらにすごいのはビールの数。世界各国250種類のビールをそろえているそうだ。アトラクションに興味が無くても、ビールを目当てにこの店にくる人もいるのではないだろうか。

 店内はフラッシュの光が、絶え間なく光っている。店内の撮影は、アトラクションの時以外はOK。私もさっそく、ドラキュラや石で出来たお化けの写真をバチバチと・・。

 なかなか楽しめるテーマカフェでした。この店を出た後はヒルトンのラウンジへ。そこで静かにジャズを聞きながら、お互いお仕事の話など積もる話をした後は、タクシーで宿泊先へ向かったのでした。



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