第一日目

 朝8時に自宅をでて成田空港へ。スカイライナーの座席がとれるかどうか不安だったので、ちょっと余裕を持って自宅をでたのですが、余裕がありすぎました。日暮里で30分も待つ羽目に。その上、スカイライナーの前に日暮里の駅を出た特急はガラガラ。何も無理してスカイライナーの座席をとる必要はなかったようです。

 成田について出国手続き。酔い止めの薬を飲んで、飛行機に乗り込む。昨年、アメリカ出張の際に、ひどい乗り物酔いに悩まされたので、その辺は怠りないです。

 飛行機の中で過ごす12時間は非常につらい時間。昨日買い込んだ本を読んで、何とか気分を紛らわす。「プレイステーション 大ヒットの真実」「米国カテゴリーキラーの販売革命」の2冊を読破。今回のNY訪問では、勢力を伸ばしているカテゴリーキラー(大型専門店とでも訳せばよいのでしょうか)をこの目で実際に見てみようと思っています。

 このようなエッセイを書くと、「食べ物のことばかり、書いている」と言われるので、今回は、食事に関しては、サラリと流そうと思っています。・・・そんな訳で機内食に関しては、触れずに、機内の状況について。満員かと思ったら、結構空席があるんです。ドル高の影響でしょうか。それとも景気悪化の影響?今年の海外旅行者の数は昨年に比べて減少しているという統計どおり。まぁ1ドル80円のときに比べれば、7割5分も値上がりしているわけで、これは、われわれ日本人にとっては、米国での物価が7割5分も値上がりしたことに等しい。ハイパーインフレーション状態ですね。こんな中で海外に出かけようなんて考える奇特な人は少ないのでしょうね。

 機内の猛烈な寒さにも耐え、なんとかJF空港に到着。タクシーに乗って宿泊先へ向かう。今回の宿泊はB&Bを利用。Bed&Breakfastの略なんですけれども、しらさんに言わせればユースホステルの大人版とのこと。何せホテル代が非常に高い。ほとんどのホテルが円ベースで1泊約2万円位。ただ単に寝に帰るだけなのに1日2万円は辛い。他に安い宿泊先はないかと調べていたら、B&Bというものがあると知り、2週間ほど前に予約を入れておいたのです。ま、ぼろぼろのアパートでも寝に帰るだけだから構わないと思っていたのですが、予約したB&Bに到着して中に入ってみると、なかなかまとも。オーナーは日本人女性で、画家のようです。アトリエがあり、そこで喫煙もOK。部屋にはベッドが二つあり、テレビも備え付けてある。宿泊している人たちもみんな日本人のようです。英語の勉強にはなりませんね〜。

 明日のゴスペルツアーの予約を入れた後、宿泊先の周りを徘徊する。宿泊先はワシントンスクウェアのすぐ近く。ワシントンスクウェアの方に向かっていくと、フリーマーケットが開催されていた。バッグや服が安く売られている。「東南アジアのストリートフード」なんて言うのも売っていて、とても美味しそうだったのですが、何せお腹が一杯。味わうのはまた次の機会にと、フリーマーケットを後にして、ワシントンスクウェアへ。

 ワシントンスクウェアは日当たりも良く、気分爽快。日本と違って湿気がないので、日差しが強くても、木陰に行くと、まったく暑さを感じない。大道芸人が何か見世物をやっていたのですが、今一つ興味が湧かなかったので、夕食を食べに近くのグリル&バーへ。

 昨年NYに来た時は、どの店に入っても、「no smoking!」だったのですが、今回はちょっと様子が違う。テーブルには灰皿が置いてあるし、結構煙草を吸っている客も多い。夕食の前に軽くビールを飲むために入った店も、喫煙OKだったし、夕食を食べるために入ったグリル&バーも喫煙OK。NYが変わったのか、単に、徘徊している辺りだけが、そうなのか。明日以降、いろんな店に入って確かめようと思います。

 夕食はグリルサーモン。outsideのテーブルで白ワインを飲んでいたら、とーっても良い気分になってしまいました。



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