第一日目

 成田空港までどの交通機関を使うかは、結構難しい問題である。前回までは京成スカイライナーを利用していたが、今回は成田エクスプレスを利用することにした。品川から乗ることが出来るからだ。更に全席指定というのも良い。ところが、品川駅でランチを食べているときに妙な構内放送がかかった。「船橋駅で人身事故のため、千葉方面は東京駅で乗り換えになります。」

 不安に思ったので、駅員に「成田エクスプレスも同様ですか?」と聞いたところ、「遅れているので、一つ前の電車に乗って欲しい。」とのこと。せっかくの全席指定が、自由席みたいな状況になってしまったのだ。結局最後まで座って行くことが出来たが、勘弁して欲しいものである。

 

 成田空港に到着して、HISから航空チケットをもらい、搭乗手続きを行う。今回の航空会社はシンガポール航空。ゲートで待っていると、まずは乗り継ぎの客から搭乗の案内アナウンスが始まった。乗り継ぎの客が持っているチケットを見てみると、紙のチケットではなく、プラスチックで出来たナンバーカードである。私は飛行機の乗り継ぎをしたことがないので他の航空会社も同じシステムを使っているのかどうかは分からない。しかし、アメリカの地域航空会社の中には、チケットすべてをプラスチックにすることで使い回しをして、コストダウンをはかっている会社があると聞く。シンガポール航空も同じような意図なのだろうか。

 飛行機に乗り込んでびっくりしたのはエコノミークラスにも関わらず、席の後ろに液晶画面がついていて、好きな映画やゲームをすることが出来るようになっていることである。いや〜、シンガポール航空にして良かった。(^O^)

 しかし、そう思ったのもつかの間、いくらスイッチボタンを押しても動かないのである。スチュワーデスに聞こうと思って声をかけても、聞こえないふりをする。なんて会社なんだ。

 その上、足元を見ると、床に貼り付けてあるはずの部品が一部はずれている。飛行に支障はないと思うものの、機体の信頼性に問題ありだなぁ。。。。

 食事は結構美味。夕食はビーフ丼って言うのかなぁ。ちょっと変わった料理でした。暖かいし、米が堅くなっていないので美味しく食べることが出来ました。ところが、食べている途中に、大切なことを思い出したのです。酔い止めの薬を飲んでいなかった。。。。前回も前々回も、飛行機酔いに苦しめられ、酔い止めの薬は必携だったのに。(T_T)

 しょうがないのでお酒は口にしないことにしました。全席禁煙ですので、非常にストイックな9時間。これで、飛行機酔いするようだったら、もう、あきらめるしかないですね。

 あ、そうそう、東京−ロス間は約9時間。もっと時間がかかると思っていたのですが、NYに行くよりは時間的に近いんですね。距離的に近いのは分かりますが、北の方を通ってくると結局飛行距離は同じくらいだよと聞いていたのでなんか、得した気分になりました。


 LAX空港に到着して、入国審査。これも無事通過して、到着ロビーへ。ホテルまではバスで行こうと決めていたのですが、どこにもバスに乗り場がない。ガイドブックを見ると、バスセンターまでは、空港バスか何かを使うようなことが書いてあったが、面倒くさくなってしまった。タクシーに、ダウンタウンまでいくらか聞くと26$だという。バスの利用は明日以降にしようとあきらめ、タクシーを使うことにしました。日本に比べて、全然安いですよね。



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