@世界的に経済が好調であることから、飛行機での交通量は増大しており、その結果航空会社は収益が増加している。そのため飛行機の発注量も増大していく傾向にあり、当社の受注も今後益々増えていく物と思われる。
Aこれに対応するために当社は月20台前後から月40台前後の製造台数へ生産容量を引き上げていく。しかし、90年前後にも同程度の生産台数だったため新たな設備投資は必要としていない。
B超大型機の開発を断念したが、これは、今後ハブ間の飛行を目的とした超大型機の需要よりも、目的地へ直接飛行する、中型機の需要の方が大きいと考えるからだ。777は米国からアジアの各国へ直接飛行できるように、飛行距離を伸ばしたため、ハブ間を輸送する大型機の需要が減少していくと考えられる。つまり、今後ハブ空港という概念が必要なくなってくるというのだ。
今後20年程度は安定して売上げが見込めるそうで、なかなか、興味深い投資対象である。