@米国の経済はデータが示す以上に、非常に力強いが、数字と実態のギャップは注意深く見つめていかなければならない。
A日米の金融機関の格差は、企業の存在理由の明確化と、戦略のあるなし、経営環境の分析能力に、大きな違いがあるためだ。
B米国で現在起こっているM$Aのブームは前回の時と違って、企業の戦略に基づく非常に健全な物だ。
C日本のビッグバンによって、下手をすると1社も日本の金融機関は生き残れないかもしれない。総花的に全ての業務に漫然と取り組むのではなく、自分の得意分野と苦手分野を分析し、得意分野に経営資源を集中させて行くべきである。
ということであった。日本の金融機関にとっては耳の痛い話が続いた。