5月18日
- 今日も本当は同期の彼に色々案内して貰う予定だったが、仕事が忙しいらしい。急きょ、旅行者の方に無理を言って、オプションツアーのナイアガラ一日観光ツアーを手配して貰った。朝5時20分にロビー集合というのはつらいかなとも思ったが、またもや、朝3時に目が覚めてしまったので、全然おっけーであった。このナイアガラ観光ツアーを選択したのは、今回の出張を一緒していただいている20名の中でもう一人だけである。二人で朝早くロビーで待っていると、バスが来て、我々二人を乗せてくれた。ヒルトンホテルでほかの観光ツアーの方と一緒にニューアーク空港に向かう。今まで乗っていたバスは日本で乗るバスと同じようなバスだったが、今日乗っているバスはNYらしい、運転席の前が突き出たやつである。これに乗りたかったのよ。
- ニューアーク空港から、バッファロー空港に向かう。あまり、この路線を使う人はいないらしく、飛行機も本当に小さい。100人も乗れば満員というような大きさである。バッファロー空港も本当に小さい空港である。空港の建物もその辺にある普通の建物と変わらない大きさだ。空港で現地のガイドの方と合流してバスに乗り込みナイアガラに向かった。全部で12名のツアーである。親子連れが二組、新婚旅行のカップルが一組家族4人のグループと我々である。外から見ると、なんか妙な団体だっただろうと思う。40分くらいでナイアガラにたどり着く。NYと違い、こちらはほとんど渋滞していなかった。まず、アメリカ側からナイアガラの滝に近づく。ナイアガラは、エリー湖からオンタリオ湖に流れる川の途中に出来た滝であるが。その川に架かる橋の途中が国境になっている。橋を渡ったところで入国審査となった。私にとっては二つ目のビザのスタンプがパスポートに押された。その後滝に近づいていくと二つの大きな滝が見えてきた。でかい!アメリカ滝とカナダ滝があるがカナダ滝の方が特に大きい。滝の高さは50m強の高さらしい。滝壺の深さも同じくらいあるとのことである。滝のところでバスを降り、フェリー乗り場に行く。今年は5月まで氷が溶けずにフェリーが出航できず、昨日に初めて、フェリーの乗れるようになったらしい。幸運であった。その上、天気もだんだん良くなってきた。昨日は雨もぽつぽつ降っていたので心配したが今日は快晴である。普段の行いがよいと、こうなるのであろう。(^^)v
- フェリー乗り場で合羽を渡され、フェリーに乗り込んだ。600人乗りのフェリーにぎゅうぎゅう詰められて、滝壺のところに向かう。滝壺の近くに行くと、豪雨のように水飛沫がかかってくる。ほとんど目を開けていられない。しかし、ここまで来て、何も見ずに帰ったらもったいない。水飛沫をがまんしながら、滝上の方を写真に撮った。
こういう経験が出来るのも、アメリカならではである。滝壺の中ではフェリーが揺れ、そのたびに歓声(?)がおきた。
- その後バスで滝上側の方へ行く。滝の真下から滝を見上げるのもおつであるが、滝の上側から水が落ちていくのもまた、感動である。川の流れを見ていると、吸い込まれていきそうな気がする。ここは新婚旅行のメッカでもあるが、自殺の名所でもあるらしい。冒険家も何度もここを飛び降り、失敗して死んだ人も多いらしい。何故か人を吸い込んでいくような魔力を持っていると思う。その後近くのホテルの最上階で昼食をとる。日本人観光客が多いためであろう。日本人のスタッフがたくさんいる上、メニューも日本語表示でった。ここは日本の観光地かと思ってしまう。その上、我々のほかにも日本人の観光ツアー団体がどやどや入ってきた。なんか雰囲気が崩れてしまう。
- 昼食の後は、花時計を見た後、土産物屋に入った。鹿の皮やトナカイの皮で出来た財布や名刺入れなどが売っていた。鮭の皮の製品まである。柔らかくてなかなか素敵な物ばかりである。うーむ。ここで土産を買えば良かったと後悔する。昨日までにNYやニューオリンズでおおかたの物は買ってしまったのである。しょうがないので、自分用に鹿の皮で出来た財布を購入した。心地よい肌触りで、多分愛用の一品になるだろう。
- 土産物屋を出た後は、また国境で米国への入国審査(カナダの出国審査かな?)を終えて、バッファロー空港に向かい飛行機に乗り込んだ。帰りの飛行機はプロペラ機である。プロペラ機なんて小学校の頃に乗ったきりである。その時は確かひどい乗り物酔いになった記憶がある。不安になってきた。しかし、飛行機に乗り込むと隣の席には、ツアーで一緒に回っていた、親子連れの娘さんの方が座っていたので、色々とお話ししているうちに、気がつくとニューアロー空港に着いてしまった。この娘さんは上智大学を卒業して京都大学の博士課程で英文学を勉強中らしく、英語はべらべらであった。現在はこちらに留学中で、母親が遊びに来たのでナイアガラに連れてきたらしい。サンダル履きでずいぶん軽装だったので不思議だったのだが、これで納得がいった。この女性と大学の話や、インターネットの話、そして私の仕事の話などをしていたので、1時間ちょっとのフライトは随分楽しい物になった。
- その後渋滞のNYをバスでホテル間で向かった。ホテルに着くともう午後7時である。二人で、ホテルの周りをうろつき一軒のファミレスみたいなレストランに入り、ステーキとビールを頼んだ。今日は日曜日なのでほとんどの店は閉まっているのである。夕食を終えた後は、ホテルに戻り、すぐに眠ってしまった。
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