今日は、某外資系の銀行株セミナーへ。私は現在、株式の運用に携わっているわけではない。しかし、最近は都銀各行が社債を大量に発行しているので、クレジット分析のためにも、銀行の首脳が今何を考えているのかをチェックしておく必要があるのだ。
最初に、演壇に上がったのは、日本トップの銀行。さすがに、日本トップ、格付け機関からも都銀最高の格付けを取得しているだけあって、危機感が全くない。主催の外資系証券会社と自分の関係を蕩々と述べていた。聞く側は、そんなことよりも、その銀行の今後の具体的な戦略を聞きたいのだ。
あらあら・・・と思いつつ、隣の席をみると、なんと隣に座っていたのはエノキダ君であった。エノキダ君とは、「気分は形而上」という4コマ漫画にでてくる、とても几帳面な登場人物。漫画の中では、ボールペンのインク漏れをふき取るのに西洋紙に綺麗に並べてふき取っていたり、メモを取るときに、余白が残らないようにびっちり詰めてメモをとるなど、その几帳面さで笑いを誘っている。
私の隣に座ったエノキダ君は、セミナーの内容をメモに取るのに、コピー用紙の裏側を使っていた。セミナー主催者より、ノートが提供されているのだが、それを使わずコピー用紙の裏側に余白を残さずびっちりと小さい字で詰めてメモを取っているのだ。
漫画の中だけだと思っていたのだが、本当に実在するんだなぁ。こういう人って。