湯河原温泉

 数日前に、大学時代の同期から電話があった。「温泉に行こう!」と。

 この同期は、大学時代のアルバイト仲間。私は大学時代、塾の講師をしていた。同じ塾の講師をしていた仲間が集まって、温泉に行こうというのだ。久しぶりに、昔の仲間に会えるのを楽しみに、参加を決めた。

 そして、今日、電車を乗り継いで湯河原へ。ホテルのロビーで待っていると続々と、大学時代の懐かしい面々が集まってきた。部屋に通され、一休みした後は、まず温泉。露天風呂を楽しむ。ここの温泉は、色も無く匂いもしない単純温泉。温泉特有の硫黄の匂いがしないので、「温泉」という気がしない。しかし、普段シャワーしか浴びないので、広い風呂に入り足を伸ばしてお湯につかるのは気持ちが良い。その上、風呂から見える景色もなかなかのものだ。

 風呂から上がった後は、みんなでビールを飲みながら、現在の仕事の状況を報告。これがなかなか面白い。昔は塾の先生だったわけで、黒板の使い方はお手のもの。というわけで、ホテルに黒板を用意してもらい、板書をしながら自分の所属する会社の状況や、自分の仕事を紹介していく。

 自動車会社の開発部門、石油会社の営業、政治家秘書、電気会社の設計部門等、様々な分野の「ここだけの話」が乱舞し、非常に勉強になる。普段、付き合いは金融関係が多く、メーカーに勤めている人の話をプライベートで聞く事は少ない。会社取材などでIR担当の人から聞く話とは一味違い、実際の現場の話は、迫力がある。

 宴会が始まっても、船盛を楽しみながらの現状報告は続く。さすがに私は夜中の12時にダウンしたが、後で聞くと、朝の5時まで、延々とやっていたとの事。私も、もっと体力をつけなければ。



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