軽井沢にて

 今、私は軽井沢にいます。とは言っても、ちょっと遅い夏休みをとって、軽井沢でのんびりと過ごし、今までの疲れをとろうと言うわけではありません。仕事なのです。仕事。

 今日から土曜日まで、某格付け機関のセミナーがあるのです。これに参加するために軽井沢まで来たわけですから、当然、軽井沢のホテルに缶詰。遊ぶ暇などありません。事前に頂いたスケジュール表を見ると、朝から晩までびっしりと、講義が組まれていました。その上、当日までに仕上げておくようにと宿題まで頂いていたのです。

 しかし、今回のセミナーは個人的に、とっても興味があるものなのです。その格付け機関が、どの程度のレベルで日本企業を判断し格付けをしているのか。特に定性分析をどのように点数化しているのかという点に関して、今回のセミナーで理解できるのではないかと期待しているのです。そのロジックを使えば多分、将来的にも格付けを取得することはないだろうと思われる公的な機関の債券に関して、その格付けを予測できるのではないかと考えているのです。

 格付け機関の格付けは、日本企業に大きな影響を与えるようになったわけですが、それとは逆に、「格付け機関は、何も分かっていない。」「外資系格付け機関は日本の商慣習、日本のシステムを理解していない。」といった、偏見も増えているように思えます。格付けというのは、格付け機関の意見であるわけですから、日本のシステムをどう考えるか、日本の商慣習をどう考えるかと言うことも、その格付け機関の判断に委ねられていると思うのです。ただ、その考え方が、まだ日本にはなじんでいない。または、その考え方が広まっていないだけなのです。

 そうは言っても、私だって、詳しく知っているわけではありません。今回のセミナーは時間もたっぷりありますから、そういった点に関して深い理解が得られるものと期待しています。

 せっかく軽井沢まで来たのだし、泊まるホテルも結構有名なホテルらしいので、セミナー以外の時間も楽しく過ごせれば良いなと思います。美味しいものを食べて、土地のお酒を飲み、美味しい空気を吸えば、頭の回転も少しはよくなるでしょう。軽井沢駅の近くの喫茶店でお茶を飲んでいたら、地ビールがメニューにありました。これにも期待です。



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