金融腐食列島 呪縛

 「金融腐食列島 呪縛」の試写会に行ってきました。先日、この映画の株主総会のシーンにエキストラとして出演したので、そのお礼として、試写会の招待券を頂いたのです。今日の試写会は報道陣向けとの事で、東映本社7Fの小さな上映室。席が全部で50〜60位しかないような小さな部屋。当然、スクリーンも小さい。でも、迫力で勝負する映画ではないので、スクリーンの大きさはそれほど問題にならないでしょう。

 映画がスタートするや否や、ストーリーの展開が速い速い。息もつかせぬスピードで話が進んでいきます。最近、映画なんぞを見る機会など無かったので、途中で飽きてしまうんじゃないかと危惧していたのですが、飽きる暇も無い。見ているうちに、いつのまにかストーリーに引き込まれていきました。

 以前、若手の出演者の方とNORIKOさん宅でお会いした時に、シナリオを見せてもらい、金融用語の使い方について議論したのですが、その時は「おいおい、随分違和感のある言葉の使い方をしているなぁ。」と不安に思ったのです。しかし映画を見る限り、その辺の違和感も全く無かったですね。金融関係者でも全く問題無く、話の内容に引き込まれていくのではないでしょうか。ただ、高杉良の好きな言葉「ミドル」だけは、相変わらず使っていましたね。中間管理職のことを「ミドル」なんて言わないですよね〜。

 面白いなと思ったのは報道陣の扱い。今までの映画では、報道機関を描写する時はNHKか、地上波を放映する民放を対象とすることが多かったと思うのですが、この映画ではブルムバーグが報道機関として重要な役割を担っています。ブルムバーグの社内の様子も頻繁に映画に登場します。経済ニュースにおける報道機関の位置付けも変わってきたと言う事でしょうかね。

 映画は全部で1時間54分。ストーリーは実際に映画を見てください。本当に面白い映画だと思いますので、2時間弱の時間を楽しく過ごすことが出来るかと思います。

 上映終了後にパンフレットをまじまじと眺めると。。。。。。株主総会のシーンが大きく写っているのですが、この写真の真中後方で黒のジャケットを着ているのが私です。顔はボケてて良く分りませんが、明らかに私です。ポスターにも同じ写真が使われているようなので、街角で見かけたときには、じっくりと見てみてください。



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