プラネット・ハリウッド

 NYに行ったときに、話のついでにと入ったテーマカフェ。シュワルツネッガー、シルベスタ・スタローン、デミー・ムーア等が出資し、テーマカフェの先駆けとなったお店です。

 その、プラネットハリウッドが発行する債券がディフォルトとなったそうです。1999年の第二Qは3000万ドル弱の赤字。その前の期も同程度の赤字が出ていたようで、ここ数期、冴えない業績が続いていたので、債券の元利支払いが不可能になるのも時間の問題だったようです。

 確かに、NYでこの店に入ったときには、料理が高いわりに、この店に入って得した気分にはならなかったのです。ハードロックカフェには、生唾もののアイテム、例えばジェフベックのサイン入りギターとか、クラプトンの愛用したギター、ストレーキャッツの使ったギターやベース、ドラムセットに感動しましたし、ジキルアンドハイドでは、店内の凝った作りと、豊富なビールの種類に圧倒されました。でも、プラネット・ハリウッドは、また行きたいなという気にさせる仕掛けに欠けているような気がしたのです。

 アメリカでは、テーマカフェが人気で、様々な種類のテーマカフェがオープンしていると聞きましたが、最近は、淘汰が始まっているのでしょう。テーマカフェもテーマだけではなく、レストランとしての「売り」がなければ生き残れない、競争時代に突入したのかもしれません。

 ウオールストリートジャーナルには、「シルベスタ・スタローン、シュワルツネッガーらが、投資持分を今でも保有しているかどうかは分らない」と書いてありました。別に、彼らが損したのか、それとも上場時に上手く売りぬけたのかなんて、どうでも良いことのように思うのですが、やはり、スターのプライベートが気になるのは日本もアメリカも同じようです。



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