アートな一日

 渋谷の東急bunkamuraでハーバード大学コレクション展が開催されているというので、早速行ってきました。

 bukamuraは遅くまでやっているというので、その前に表参道のハナエモリビルへ。ここでハリウッド・ビューティーズと題して、ハリウッド映画で使われた衣装の展示をやっているのです。マリリンモンローが映画で着ていた衣装を始め、ビビアンリー、ニコールキッドマン等など、ハリウッドを代表する女優の衣装が、多数展示していました。その衣装を使った映画を見ていると、感動もひとしおなのでしょうが、私の場合、映画はほとんど見ません。よって、「へ〜、綺麗な服だなぁ」とか「この服、幾らくらいかかったのかな?」といったげすな感想しか持てないのが、ちょっと残念。

 ハナエモリビルを出て、表参道をずーっと歩いていくと、つきあたりが根津美術館。美術館というよりは、京都のお寺のような雰囲気。門を入ると木が生い茂った庭が続き、蝉の鳴き声が、夏を感じさせる。洪水警報が出るくらいの大雨だったのですが、ここに入るとそんなことも忘れてしまいます。

 根津美術館は7000展の東洋美術を所蔵という触れ込みなのですが、それを全部展示するわけではなく、毎回テーマを決めて、そのテーマに沿った美術を展示しているとの事。今回のテーマは「ひらがな」。良寛や藤原何某の書が展示されているのですが、何を書いているか皆目見当がつかない。書を見るよりも、解説の文字を読むことに気を取られてしまいました。二階をあがると青銅(だと思うけど。。。。)の壺や水差しなどが展示されている。題名を見ても漢語で書かれているので、何に使われているのか、何が彫られているのか分らず、英語の解説を呼んで納得。「with animal heads」と書いてあって、あ〜、なるほど。この取っ手に彫られているのは、動物だったのかぁってな感じ。

 一休みした後は、渋谷へ。ダイエット中ということもあって、地下鉄を使わず、歩いて渋谷へ向かう。しかしbunkamuraに入る前に、喫茶店に入りかぼちゃプリンを食べてしまったので、多分歩いて使ったカロリー以上のカロリーが摂取されていることでしょう。

 bunkamuraのハーバード大学コレクションは、その名の通り、ハーバード大学のコレクションの中から、約100余点を展示。ピカソから始まり、ミロ、モネ、ウオーホールなど、私でも知っているような偉大な画家の作品が展示されていた。しかしアーティスティックな才能に欠けている私として、現代美術、特に抽象画は今一つ理解できない。特に、絵の具をキャンパスの上からたらして縦棒を何本か描いただけの作品や、キャンバスに絵の具をぶちまけただけの作品にはあまり魅力を感じませんね。それよりも、普通の風景画の方に魅力を感じました。特に、テームズ河を幻想的に描いた作品(誰の作品かは忘れてしまいました)は、一日眺めていても飽きないもの。思わず、会場の真中に置かれている椅子に座り、ボーっと眺めてしまいました。



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