最低のサービスを提供する会社

 今日は、大学時代のアルバイト仲間が集まってのOB会。久しぶりに昔の仲間に会い、昔話に花が咲き、良い気分で帰ってきたのだ。ところが、JRの蒲田駅で、その良い気分も吹き飛んでしまった。

 定期を改札口に入れて、改札を通ろうとした瞬間。隣の改札口を通った人が、改札機にぶつかったらしく、私が定期券を入れた改札機の蓋がはずれてしまった。それと同時に、私が通ろうとした改札が塞がれ、ピーピーと警告が鳴った。私が改札機に入れた定期券も出てこない。

 駅員を呼んで、定期が改札機から出てこないことを説明すると、駅員は改札機の蓋を開けて定期を取り出してくれたのだが、これを再度改札機に通すと、今度はエラーメッセージが鳴って、改札口が塞がれ警告が鳴る。駅員は、その定期券を事務所に持ち込み、磁気読み取り機で調べ、こう言った。

「磁気情報が飛んでますね。この定期を買ったところに持っていって、磁気情報を書き換えてください。」

 別に私が、いたずらをして磁気情報を飛ばしてしまったわけではない。当日の朝まで、定期は正常に利用できていたのだ。定期券が改札機に挟まってしまい、磁気情報が飛んだのだから、その責任はJR側にあるはずだ。にもかかわらず、何故私が自分の時間を割いて、定期を取り替えに行かなくてはならないのだろう?

 その上、定期を購入したのは会社の近くの定期券売場だから、早くても定期券を取り替えてもらうのは月曜日の昼以降になる。それまで定期は使えない。

「定期券を取り替えてもらうまでは、どうすれと言うのだ?」と聞くと、駅員は

「改札機のない改札を通るしかないですね〜。」とのこと。普通の会社であれば、客に迷惑をかけているのだから、「定期券を取り替えるまでは、これを使ってください。」とフリーパスの券を差し出すと思うのだが、そうする気配はみじんもない。

 「駅長を呼べ!」と叫ぶのも大人げないので、おとなしく引き下がったが、何とも釈然としない気持ちで家路についたのである。



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