再会

 1ヶ月半ぶりの再会です。4月の半ばロスのコンサート以来、1ヶ月半ぶりにジェフベックが東京にやってきました。今日は東京国際フォーラムでのコンサート。ベックは黒のTシャツに黒のジーパンというスタイルで現れました。髪は相変わらずぼさぼさ。ギターは前回と同じ白のストラト。曲は、ロスの時と全く一緒という構成。

 ただ、音は今一つ。ベックのギターはがんがん聞こえてきて、嬉しいのだけれども、バスドラはぼこぼこ籠もった音。ベースも何を弾いているのかよく分からないような、籠もった音になってしまっている。サイドギターの音も今ひとつベックのギターの音に比べると小さい。ちょっと音のバランスという点では、ミキサーの腕に疑問をもってしまうステージとなっている。

 でも、でも、ベックは相変わらずかっこいいギターフレーズを弾いてくれる。何故、このメロディーで、そう言う弾き方が思いつくのかなぁと感心するようなフレーズの連続。前回のエッセイでは、ギターを二台使っていたと書いたが、今日のステージを見る限り3台ギターを使い分けていた。うち2台が白のストラト。ほとんどの曲を1台のギターで弾いていたのだが、1曲だけ、もう1台の白のストラトを使っていました。多分、チューニングが違うのでしょう。それと、後半の曲、多分「エンジェル」だと思いましたが、この曲はテレキャスを使っていました。スライド奏法をするのにテレキャスの方が使い勝手がよいのかなぁ。

 それと曲の合間のお辞儀が可愛い。ロスの時にはこういった仕草はしていなかったのに、日本だけなのかな。曲の合間に、ギターを肩に掛けたまま後ろに回し、ちょこんとお辞儀をする。それで、会場は更に盛り上がり次の曲に行くと言った感じ。

 ロスの時には、ベックが登場したときに総立ちになったくらいで後はみんな椅子に座って聞いていたが、今日のステージはベックが登場してから総立ちのまま。国際フォーラムは、客席が斜面状になっているので、総立ちでも十分ベックの姿を見ることできる。私も当然、最初から立ちっぱなし。踊りまくり、歌いまくり、そして、双眼鏡でベックの手の動きを追い続けるのです。

 あ、そうそう、サイドギターの女性のテクニックもなかなかのものです。ブルーウィンドのリフの間に入る、キーボードの早引きフレーズをギターでやってしまうのです。これにはびっくり。でも、何故か、簡単にリフの時に、もたつくのよねぇ。早引きでリズムを取るタイプなのでしょうか。

 それにしても、2時間立ちっぱなしのステージは結構疲れました。足がパンパンになってしまっています。あと2回。体が保つかしらん。。。。。



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