倒産通り

 "倒産通り"と呼ばれた、日本橋の永代通りを久しぶりに歩きました。

 ところが、何かが違う。私がよくこの辺を歩いていた1年前とは、雰囲気が全然違うんです。何が違うのかなぁと周りを見回してみて、なるほどと思いました。看板が違うんです。1年前には見かけなかった会社名の看板が数多く掲げられているんです。

 この1年で多くの証券会社が、他業界の会社に吸収されたり、または同じ業界内で合併しました。そうして出来た新しい会社の看板が、数多く見受けられるのです。この看板が1年前とは雰囲気を変えているんですよ。

 これらの看板を見ながら思いましたね。停滞した業界が活性化するには、やはり新しい血を入れることが必要なのではないかと。会社が吸収合併されると言うのは、吸収される側から見ると屈辱的なことなのかも知れない。また、淘汰される会社の社員にとっては、生活基盤を失うわけだから、これはなんとしても阻止しなければならないことだろう。しかし、業界全体を見渡したときには、淘汰、吸収、合併によって会社が変身することで、業界も活性化していくのだろう。



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