ホームアンテナ

 今まで通信手段としては、携帯電話とPHSを保有してたが、PHSはモバイルパソコンを利用してのデータ通信と割り切り、実際の通話は専ら携帯電話を使っていた。ところが携帯電話にはひとつ弱点がある。部屋の中まで電波が届かないということだ。そのため自宅でInternetにアクセスしている最中には、電話による連絡は不可能な状熊だったのだ。

 ISDNを利用すれば良いではないかと指摘されそうだが、どうもISDN回線を引くのが億劫だ。いつ引っ越すか分からない状態で、ISDN回線を自室に引くのは、ちょっとリスクが高いような気もする。

 しかし、PHSも、部屋の中までは電波が届かない。当初、PHSを購入した理由としては、NTTパーソナルが顧客サービスの一貫として、ホームアンテナを無料配布していたことがあげられる。そのため、PHSを購入したときには、当然、私もこれを取寄せた。しかしホームアンテ十の設置場所がないのだ。アンテナを部屋の中のどの場所に置いても電波が届かない。窓際の上の方にアンテナを持っていくと、辛うじて、電波を認識するものの、そこには、釘を打ちつけて、ホームアンテナを設置するスペ一スがないのだ。

 そんな訳で、ホームアンテナは私にとっては無用の長物、がらくたとなってしまったのだ。しかし、先日、カシオペアのモバイル通信環境を整えるため、部屋の中で色々とカシオペアをいじくっていると、部屋の中からPHSを使う必要性が生じた。カシオペアの通信セッティングを変え、PHSの電波が届く窓際まで行く。また部屋の中に戻って、セッティングを変える。また窓際まで行って通信可能かどうかをテストする。という事を繰り返していたのだが、いいかげん、面倒になつてきた。

 そう言えば、ホームアンテナがあったはずだと、これを引き出しの中からホームアンテナを探し出し、窓際の所まで持っていくと、以前試した時よりも電波の状態が良い。たぶんアクセスポイントが増設されたのだろう。その上、ホームアンテナをカーテンレールと天井の間に挟めると、丁度上手い具合に固定されるのだ。

 瓢箪から駒とはこのこと。カシオペアの通信セッティングは未だに上手くいっていないのだが、PHSが部屋の中で、使えるようになった。それも良好な通信環境で。これで、モバイルパソコンとデスクトップパソコンの2台で同時にinternetにアクセスすることも可能となった。果たして、2台で同時にinternetにアクセスする必要が生じる事態があるのか疑問ではあるが。



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