OKIDOKI

 ディレクTVの番組の中で、今一番お気に入りなのは、今回のエッセイの題名でもある『OKIDOKI』。本来、CNNやCNBC等のニュースや、音楽関係の番組を見るために、ディレクTVを始めたのだが、最近はこの『OKIDOKI』というチャンネルばかり見ている。

 このチャンネルは何かというと、英語の勉強のためのチャンネルだ。英語のドラマを吹き替えなしで放映し日本語訳を字幕で流すという番組や、あまり英語のしゃべれない若者が一人でアメリカに行き、いろんな会話をするところを放映し、英語の先生が、これに解説を加えるという番組などがある。

 経済関係のニュースであれば、何となく聞いていて分かるが、コソボ関係のニュースのように地域紛争や宗教関係のニュースは、ちんぷんかんぷんである。訳の分からないニュースを聞いても、英語力は上達しないと考え、最近はこの『OKIDOKI』を見ているのだ。

 昨日の番組では、若い女の子がニューオリンズへ行き、そこで地元の人と仲良くなり、様々な会話をしているところが放映されていた。例えば、ライブハウスに昼間訪れ、そこのオーナーに店の由来を尋ねたり、ブードゥーの店で司祭から、ブードゥーの考え方を教わったりしているのだ。

 ニューオリンズと言えば、一昨年、私も訪れた地だ。しかし、私の場合、海外経験はその時が初めてだったので、要領が分からず、公園を右往左往していただけだった。

 その番組を見ていて、ニューオリンズにまた行きたいなぁという思いが強くなってきた。ニューオリンズに訪れる前は、ニューオリンズと言えばジャズの街というイメージしかなかった。そしてニューオリンズに訪れたとき、ニューオリンズがフランスの植民地であり、フランスの文化を色濃く受け継いでいることを知った。更に、このような番組を見て、ニューオリンズに生活する人達の考え方を知ったことで、今度ニューオリンズを訪れるときがあれば、その時にはより充実した日々が送れることだろう。

 『OKIDOKI』は、私にこういった思いを募らせる起爆剤になっている。



back to my homepage


WebMaster:Kimihiko Uchida bobubeck@can.bekkoame.ne.jp
or otherwise qzg00456@nifty.ne.jp
©copyright 1999 Kimihiko Uchida