中華街

 今日は中華街へ行って来ました。中華街と入っても、多くの人が行くような立派な店構えの高級な中華料理屋さんではありません。ガレージを改装したような狭いお店。コックさんは一人だけで、お手伝いさんらしき人はいません。コックさんが注文を聞くんだけど、日本語がほとんど通じなかったりします。そして、お店にトイレはなく、近くの公営駐車場のトイレまでいかなくてはなりません。

 その上、料理が始まる前に取り皿が配られるのですが、日本食のおみそ汁を入れるお椀の安物が配られ、お皿も、その辺の市場で一枚100円とかで買ったと思われるようなものです。

 どんな料理が出て来るんだろうと思ったのですが、これが美味い。最初にスープが出たのですが、鳥の足を使ったスープで体がとっても温まりました。鳥の足も柔らかく煮込まれており、口の中に入れた途端にとろけてくる。

 次に出たのは、海鼠と鶏肉の炒めもの。これもいける。思ったほどくどくない。化学調味料は入れないようにお願いしてあるので、下にぴりっとくることもない。

 その後も次々に野菜の炒め物や豚肉の生姜煮(?)、肉の鍋物、スズキの唐揚げ高菜炒めと出される。どれも美味いのである。あぁ、本当の中華料理というのはこういうのを言うのねって感じでした。

 同席した方が仰るには、この店、客のほとんどは中華街のコックさん。つまり、日本人向けに中華料理を作っているコックさんが、自分の腹を満たすための店なのだとのこと。確かに美味いはずです。

 お腹がいっぱいになり、値段を聞くと13人で3万円強。もしかして計算が間違っているんじゃないのって感じでした。

 



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