FF[ クリア!

 今日やっと、FF[をクリアしました。いや〜、大変でした。特にラス・ボス。ラス・ボスは魔女なんですけど、これを倒すのに、4回くらいやり直しました。4回と言っても、1分や2分で終わるバトルではないんです。最初は1時間くらいかけて結局、全滅。その後も、色々と、バトルの仕方を換えたりして挑戦するのですが、こちらも粘るだけに、時間がかかる。結局、ラス・ボスを倒すのに二日間ほどかかかってしまったのです。

 でも、それをクリアした後は感動の嵐。エンディングは、現在の最先端CG技術を駆使したとも言えるような素晴らしいものでした。これが本当にCGかと言えるようなリアルな出来。キャラクターのちょっとした表情などは、その辺の俳優では出せないような味わいです。ただ、キャラクターの顔がみんな綺麗すぎる。人間というよりも人形がしゃべったり、笑ったりしているような感じです。

 でも、これも将来的に克服されていくのでしょう。多分これからのCG技術は、テクニカルな部分よりも、デザイン力に依存していくのだと思います。技術的には、人間が動いたりしゃべったりする様子をCGで表現することは出来るようになったけれども、それが本当にリアルかどうかは、デザイン次第。顔の表面に全く凹凸がないのは人形。しかし本当の人間だったら、顔の表面はもっと凹凸があったり、何らかの欠点がある。これらも、リアルに再現していくのか、それとも、空想の世界として、それらを排除していくのか。この辺が今後のCG技術の興味の対象になっていくのだと思います。

 エンディング画面で面白いと思ったのは、制作者の名前の中に、ダンススタジオとかの名前も羅列されていたこと。リアルな画像を目指すなら、やはり、ダンスの画像では、ダンスの専門家の意見が必要と言うことなのでしょう。このことからも、これからのゲーム制作、CG技術には、テクニカルな要素よりも、ソフト部分のノウハウが必要なのだと言うことが分かります。

 FF[について言えば、更に残念だったのは、オート部分のCG技術を駆使した素晴らしい映像と、バトル画面やその他移動画面の画像に落差がありすぎることでしょう。落差と言っても昔の画像に比べると格段に進歩しているのですが、オート部分の映画のような画像と比べてしまうと、なんか興ざめしてしまうんですよね。

 更にストーリーがFFWやFFXに比べると単純になってしまっている。一つ一つのバトルは時間がかかるんだけど、結局大まかなストーリーを考えると、ずいぶん単純。その単純なストーリーの中に、複雑な思想を絡めようとするから、なんとなく訳の分からないストーリーのように感じてしまうのだ。FF[の作成元であるスクウェアは、「映画のようなソフト」を目指すと表明している。であるならば、もっとストーリーの練り込みが必要なきがする。単純な勧善懲悪ならば、それはそれで面白いのだが、そうでないのなら、フォーカスを絞ったストーリーづくりが必要だろう。

 最初に「感動した」と書きながら、不満だらけになってしまいました。でも、貴重な時間を費やして半月間、これに没頭しただけの価値はあるように思います。今でも、リノアの笑顔が頭にこびりついて離れない。。。。。



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