バージョンアップ

 エクセルもワードもどんどんバージョンアップしている。その度に、自分のパソコンにインスツールされているソフトもバージョンアップしている。しかしながら、使い方は全く変わらない。結局、バージョンアップするだけで、無駄にハードディスクを使い、ソフトを重くしているだけなのである。ずーっとそう思っていた。

 先日、久しぶりに、エクセルでマクロを組んだ。なかなか上手くいかないので、マクロ上の変数に、どういう数値が入力されているかを確認すべく、その変数を一度、シート上にアウトプットしてみた。わざわざ、アウトプットするシートを指定するようマクロを書き換え、そのマクロを実行、シート上にマクロで書き込まれた数値を確認する。うんうん、変数定義は間違っていない、そう考えていたところ、会社の後輩が、簡単に変数に入力されている数値を確認する方法を教えてくれた。

 イミディエイトというウィンドウを開き、「?変数名」と入力し、リターンを押すと、変数に入力されている値が、イミディエイトウィンドウに出力されるのだ。もっと簡単な方法は、マクロエディターで、変数を指定している行のところに、マウスを移動させるのだ。そうすると、勝手に、変数に入力されている数値が表示されてしまう。わざわざ、マクロを書き換えて、変数の中身を確認する必要はないのだ。

 全然知らなかった。(^^ゞ これは本当に便利。ソフトを組む早さが格段に違ってきますよ。特に長いマクロを書く時には、変数を一つ一つ確認するだけで一苦労。これが、マウスをちょっと動かすだけで確認できるんだから、こんな便利な物はない。

 ディレクTVを見ていたらエクセル活用術と言う番組があった。普段からエクセルなど使いこなしているし、見る必要はないと思ったが、何となく、「どんなことを教えているのかな?」と、興味を持った。その番組では、「合計」の計算の仕方を教えていたのだが、なんと、私の知らない技を教えているではないか。

 合計式の時は「=sum(**:**)」を入力し、後はひたすらコピー。これが今までの私のやり方。しかし番組では、オートサムという手法で、行列になっている数値の各行、各列の合計値を一度に計算できると言うことを教えていた。その上、罫線もオートフォーマットと言う技を使えば一発で書くことが出来るのだ。

 バージョンアップって何のためやっているのかなぁ。今のままで十分なのに。そう思うことが多い今日この頃ですが、どのソフトもそれなりに、より便利になっているんだなぁと痛感したのでした。



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