試験

 今週も試験がある。業界共通試験というやつだ。今年の2月に転職以来、このような試験が2ヶ月に一度のペースで受験させられる。

 TOEICや、CFAの試験なら頑張ろうという気になるが、この業界試験だけはどうも、やる気がおきない。テキストを読んでいても、「なんで、こんな事を覚えなければならないのだろう。」と思ってしまう。

 例えば、今週受けなければならない試験のテキストには次のようなことが書かれてある。「アプローチの最大のポイントは第一印象。・・・・・ある優績者は、第一印象のイメージアップを図るため、日夜自分の笑顔を鏡に写し、研究を重ね「百万$の笑顔」を会得するに至った。」とのこと。

 企業の営業職育成のためのテキストに、このようなことが書かれているのなら、別に文句を言うつもりはない。しかし、これが業界共通試験のテキストなのだ。業界共通試験で、「営業職にはどういう資質が必要か」とか「見込み客へのアプローチはどうするべきか」と言ったことを勉強する必要があるのだろうか?

 そんなことは、それぞれの企業が、独自の考え方で社員を教育すればよいことではないのだろうか。確かに、客にアプローチする際にやってはいけないことや法律に触れることなどを勉強する必要はあろう。しかし、どうやって客を獲得すべきかと行ったことは、各企業に任せるべきではないか。

 その上、私は、営業職として今の会社に来たわけではない。つまり、全く必要のない知識というわけだ。そのことが、更にやる気をそいでいる。

 この試験が終わったら、また1月も試験、そして2月も試験だ。本当に勘弁して欲しいものだ。本当にやりたい勉強をする時間が無くなってしまう。

 久しぶりに、エッセイを書いたと思ったら、愚痴っぽくなってしまいました。来月からは前向きなコメントで、頑張りますね。投信の銀行窓販も始まることだし、投信ネタも色々と出てくることでしょう。



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