BOSS

 サラリーマンが居酒屋でクダをまいている。「ガツンと言ってやれば良いんだ。ガツンと。俺だったら言っちゃうよ。」そう、言った途端に目の前にはクリントン大統領が。。。。。「ガツンと言ってくれ。さぁ。」とクリントンに言われて、絶句してしまう。

 これはBOSSのCM。あれを見ると思わず笑ってしまいます。ボクシング編(K−1編?)も笑いますね。「あ〜あ〜、何をやっているんだ。右に回るんだよ。」とつぶやき、ふと気がつくと自分はマットの上。口の中にはマウスピース。

 CMは世の中を映す鏡だと言われます(私が言っているだけかな?)が、このCMはまさに、時代を反映しているのではないでしょうか。1億人総評論家時代。自分の意見を言うことに抵抗が無くなってきた。マスコミに踊らされながらも、それが自分の意見だと勘違いして。それはそれで良いのだが、果たして、その自分の意見がどういった、合理的判断の元に出てきた結論なのかを、きちんと理解していなければならない。そうしないと、某ニュース番組(私はバラエティー番組と認識している)のキャスターのように、自分では何も取材せずに、間違った意見を、恥ずかしげもなく、連呼する事にもなりかねないのだ。

 あのCMを見て、ただ笑ってすますだけではなく、"我が振り"を直す、または振り返ってみる態度が必要なのだと思う。



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