携速95

 とっても役立つソフトを見つけたので紹介したい。見つけたとは言っても、私が探し出したわけではなく、KINちゃんに教えて貰ったのだが、その威力は素晴らしい。

 このソフトは何かというとCD-ROMドライブを、ハードディスクの中にバーチャルに作り出すことで、CD-ROMドライブ無しに、CD-ROMを利用することが出来るというソフトだ。このソフトが何故便利かを説明する前に、パソコン用CD-ROMについて簡単にまとめてみよう。

 私がよく使うCD-ROMは会社四季報(会社情報)と英和・和英辞典。後は英会話関係のCD-ROMをいくつか利用している。会社四季報の長所や利用法については6月22日のエッセイで触れているので省略する。

 英和・和英辞典CD-ROMも、スペルが全部正確にわからなくても、単語を調べることが出来るという点で、本に比べ勝っていると思う。更に、本の場合、発音は発音記号でしか確認できないが、CD-ROMであれば、クリック一つで、その単語の発音を聞くことが出来る。また、類義語を調べるときにもリンクが張られているので、新しく単語を検索し直す必要がない。クリック一つで類義語や熟語の意味を調べることが可能だ。

 英会話関係のCD-ROMも、クリック一つで発音を確認できることや、聞き直したいフレーズのみを何度も簡単に聞き直すことが出来る点で、テープに勝っていると思う。

 これだけ便利なCD-ROMだが、短所もある。最大の短所は何かというとCD-ROMドライブは一つしか無いという点だ。つまり会社四季報のCD-ROMがドライブに装着されているときには英和辞典は利用できないし、英和辞典が装着されているときには会社四季報が利用できないのである。そして、CD-ROMを入れ替えて、ソフトを立ち上げることを考えれば、本を利用した方が早いではないかと言うことになるのである。MDやCDのように連層CD-ROMドライブがあれば売れるのになぁと感じていた。

 これを解消するために、私は英和辞典をハードディスクにコピーして利用していた。しかし、CD-ROMの要領はほぼ600MBである。一つのCD-ROMをコピーする度に600MBを占有していたのではいくらハードディスクの容量があっても足りなくなる。更に、CD-ROMによっては、ハードディスクにコピーすると、利用できなくなるものも多々あるのである。

 そこで、便利なのが表題の携速95である。これは、CD-ROMを圧縮して、ハードディスクに作り出したバーチャルCD-ROMドライブにコピーすることが出来るのである。バーチャルといえどもCD-ROMドライブとして認識されるので、CD-ROMドライブ以外では利用できないようなソフトも利用することが出来る。また、圧縮率はそれほど高くないものの、圧縮してくれる分だけ、ハードディスクを節約することが出来る。そして、一番のメリットは、これでノートブックを利用している人が、CD-ROMドライブを持ち歩くことなしに、CD-ROMを利用することが出来るという点である。私は早速、先日購入した東芝ダイナブック3000に会社情報と英和・和英辞典をコピーして使っている。

 とても便利なソフトな上に、値段は7,800円(私の利用しているディスカウントショップで)とそれほど高価なものではない。是非みなさんも利用してみては如何でしょうか。



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