2001年宇宙の旅

 懸賞キャンペーンは、各社が様々な商品を用意して、企業イメージアップと個人データ収集、そして商品の販売促進を期待して行っている。中には、そんな物誰がほしがるんだ?と疑問を持つような商品を用意している企業もあるが、今回のペプシに関しては、スケールの大きさから言っても、まず間違いなく、ダントツの人気を集めるだろう。

 詳細はPEPSIのサイトに書かれているが、要するに、宇宙旅行をプレゼントするという内容。2001年宇宙の旅という名映画があったが、これに引っかけて「2001年宇宙への旅をご招待」と題して、キャンペーンを展開している。

 この映画を最初に見たときは、「2001年というのはずっと先の話。それだけ時間が経てば宇宙旅行も夢ではないのだろうな。」と漠然と感じていた。しかし今や、2001年は3年先である。そして、宇宙旅行も実現の可能性は随分高くなってきている。実際、スペースシャトルはもう何度も宇宙へ行っているのだから、技術的には何ら問題はない。後は、事故の可能性を最小限にすることと、訓練を受けていない人でも問題がないような設備さえ整えれば、3年後の宇宙旅行は、十分に可能だろう。

 私は普段、企業の展開する懸賞キャンペーンに応募したことは一度もなかった。どうせ当たらないだろうと考えているのと、企業のもくろみ(個人データの収集)に乗せられるのが嫌だからだ。しかし、この「宇宙旅行キャンペーン」だけは別。余っていた年賀状を取り出し、『筆まめ』を使って、住所と名前を入力し、応募葉書を数十枚作成し、投函してしまった。

 どうせ当たらないのかもしれないが、当たったら、これは凄いことになる。宇宙旅行を金額に直すと1,000万円程度らしい(98,000$)が、金額ではない。足りない分は自分で出すのだとしても、死ぬまでに一度は宇宙旅行をしてみたいものなのである。



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