ワールドカップ

 業務上のつきあいのある証券会社の営業マンと話をしていたら、「来週月曜日は、休みを頂きますから。」とのこと。「どちらかに行かれるんですか?」と聞くと、「お恥ずかしいんですが、フランスへ。。。」

 ワールドカップのアルゼンチン対日本戦を応援に行くらしい。「チケットは取れたんですか?」と聞いてみると、「いや、向こうへ行ってから抽選なんですけど、抽選にはずれたら、旅費は返してくれると言うんで、まずはフランスに行こうと思うんです。」

 TVのニュースでも、観戦チケットが大量に空売りされて、チケットを確保できないサポーターが、向こうでチケットを確保することに一縷の望みをかけて、フランスへ向かう姿が放映されている。サッカーに関心のない私にとっては、そうまでして、フランスへ行くよりもテレビで見ていた方が気楽で良いのではないのかなぁと思うのだが、サポーター達にとってはそうでもないのだろう。

 別の外資系証券会社の人は、「外資系の証券会社は、これから1ヶ月は仕事にならないですよ〜。」と仰っていた。米系の人達は自国の株式市場が好調なのでとっくに米国に帰っていて、今いる人達は、英国系が多い。そして、英国系の人達にとっては、ワールドカップは、仕事よりも大切なフェスティバル。その間は、仕事はどうでも良くなるらしい。

 ワールドカップで、外国人が日本株への関心を一時的に失うことで、売りが止まり、下落が一時的に止まるのか。それとも、バリエーションで買ってくるのも彼らなので、何処まで下がっても、ワールドカップが終わるまでは、買い手が現れずにスパイラル的な下げに見舞われるのか。ワールドカップも日本の株式市場に結びつけて考えてしまう私も悲しいが、日本の株式市場もグローバル化しつつあることを、感じてしまうのである。

 ま、後で、実際に統計を見てみると、ワールドカップで外国人の寄与が減っていると言うことは無いと言うのが分かるんでしょうけれどもね。


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