ウィスキー

 荒吐隼人さんに、バーに連れていってもらったときのこと。そのバーは、バーテンダーのコンテストで優秀な成績を上げているバーテンダーがいるお店らしく、高級感の漂うお店でした。

 そこで、「何か美味しいお酒はない?」と聞くと、「アーリータイムスはどう?」と聞くのです。まぁ、バーボンは私の好きなウィスキーですので、別に異存はありません。もっとも、もう少し気の利いたお酒でも紹介してくれるのかと思ったのですが、「じゃ、アーリータイムス、ストレートで。」と注文しました。で、出されたウィスキーを飲むと、これが美味い。普段、飲んでいるアーリータイムスとは段違いに美味いのです。とってもマイルドで、癖がない。お酒の好きな人は、ビールをチェイサー代わりにしてウィスキーを飲むと言いますが、何となく分かる気がします。非常にマイルドなので、ウィスキーで喉を暖めた後は、冷たいビールで喉を潤して、またウィスキーをストレートで飲む。冷水でなくビールをチェイサーとして飲むことで、ウィスキーの美味しさが更に際だってくるんでしょうね。

 「美味しいですね。普通のアーリータイムスですよね?」と聞くと、そのバーテンダーが教えてくれました。「アメリカの普通の酒屋で買ってくるとこれだけ美味しいんだよ。」と。日本に入ってくるバーボンは混ぜものが入っているので美味しくない。免税店で買うウィスキーも同じ。しかし、アメリカの地元の酒屋で買うバーボンは混ぜものが入っていないのでマイルドな味なのだそうです。そのバーテンダーは、「税金をどれだけとられようが、美味しいバーボンを飲もうと思ったら、地元の酒屋で買わなきゃ駄目だ。」とおっしゃってました。

 何でこんな話を思い出したかというと、テレビを見ていて、小錦が出演しているウィスキーのCMがとても気に入っているからです。バーボンとは全然関係ないのですが、「I(アイ)スキー、YOU(ユー)スキー、IとYOUでWE。WE(ウィ)スキー。♪」というCMが最近の私のお気に入りのCMです。なんかほのぼのとして良いですよね。このCMを見ていたら、バーボンの話を思い出してしまったのです。


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