ジンギスカン

 4連休の初日の今日は、友人が遊びに来てジンギスカンパーティー。まずは隣のスーパーでもやしとうどんを購入。あとはビールを購入してから、私は自宅で待機。友人はジンギスカンを購入するために羽田空港へ。私の知る限り、東京でジンギスカン肉を購入できるのは羽田空港にあるお店だけだ。

 内地の人が(北海道では、道外のことを内地という。)北海道に観光に行くと、大抵はサッポロビール園とかでジンギスカンを食べる。そして、「ふ〜ん、ジンギスカンってこんなものか。あんまり美味しいものではないな。」と、納得してしまうのです。私は声を大にして言いたい!「あれはジンギスカンではない!」と。

 「ジンギスカンではない」というのは言い過ぎだが、道産子が食べるジンギスカンは普通、ああいったものではないのである。ビール園とかその他のでかいチェーン店のジンギスカンは、輪切りにした薄いマトン肉(あ、子羊の肉のことです。)をジンギスカン鍋で焼いて、その後にタレを付けて食べる。あれではジンギスカンの旨さが出てこない。

 北海道にはジンギスカン屋さんがたくさんあるが、こういったお店のジンギスカンは、もっと肉が厚いのである。そしてタレにつけ込んである。これをジンギスカン鍋で焼いて食うと、それはもうビールに合うのである。

 是非、北海道に行ってジンギスカンを食べるのなら、ジンギスカン屋さんで食べて貰いたい。北海道では、飲み会というとジンギスカンである。大学のコンパもジンギスカンである。ピクニックに行ってもジンギスカンである。こちらで"焼き肉"を食べる以上の頻度でジンギスカンを食べるのである。

 友人が羽田で"タレにつけ込んだジンギスカン肉"を買ってきて、早速私の自宅の庭で、焼き始める。まずは、ホッケ、エビ等を網焼きにする。それを食べながらビールを飲み、次にジンギスカン鍋を暖め、もやしを鍋一面に敷く。その上にタレにつけ込んだジンギスカン肉をおいて蒸すように焼くのである。ジンギスカン鍋は、"鍋"といいつつも鍋の形ではない。真ん中が盛り上がっており、円形の溝が入っている。この溝をジンギスカンのタレがつたって、鍋の縁に溜まるのである。ここに汁が溜まり始めると、うどんを焼き始める。ジンギスカンの味が染み込んだうどんは、とても美味しいのである。(^^)v

 久しぶりに食べるジンギスカンは格別である。もやしもじんぎすかんの味が染み込んでいて、とても美味い。そして、ビールが進む。焼き始めた頃は、少し雨が降り出してきたので、心配したが、焼き進むうちに天気が良くなり、ジンギスカン日和となった。

   みなさんも、是非、羽田でジンギスカンを購入するなり、通販で北海道から取り寄せるなりして、本当のジンギスカンを味わって欲しい。ジンギスカン鍋も、北海道では使い捨てのアルミで出来た鍋が売っている。また、ジンギスカン鍋を使わなくても、それほど味に違いは出ない。普通の焼き肉用の鍋で十分だ。汁受けがないので、最後にうどんでしめるということは出来ないかもしれないが、十分、ジンギスカンを堪能することは出来るはずである。


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