寝付き

 私は寝付きが悪い。布団に入った後に、2時間も3時間も寝付けずに、ボーっとしていることも多々ある。寝付けずに朝になり結局一睡もせずに会社に行くことすらあった。

 だから、布団に入るとすぐに寝付いてしまう人が羨ましかった。中には、布団に入って数秒で寝息を立てているなんて人もいるが、羨ましい限りである。学生時代も、授業中に眠りたいと思っても寝付けない。授業中にコックリコックリしている人が羨ましかった。

 電車の中で眠っている人もいるが、私は、朝の電車で眠ってしまったことは一度もない。帰りの電車でも、まず眠ることはないので、降車駅を乗り過ごすことも、まず無い。過去に電車を乗り過ごしたのは、二度だけだ。だから、電車の中で寝てしまっているのに、何故か降車駅近くなると目が覚める人を見ると、「すごい!」と感嘆してしまう。

 しかし、最近は非常に寝付きがよいのだ。昨日もゼノギウス(スクウェアの最近発売されたRPG)をやっている最中にうとうとしてしまった。ふと気がつくと、ゼノギウスのBGMが大音量で鳴っているのに気がつき、慌ててスイッチを消して布団に入った。

 最近寝付きがよいのは、エグザスに通っているおかげだと思う。今月はじめに入会して以来、週二回、欠かさず通っている。1時間ほどバイクや筋トレで汗を流した後にサウナで更に汗を流す。それでも消費カロリーは200Kcal強にしかならない。ビールを一杯飲んだら、すぐに補給できる程度のカロリー量だ。そう言う意味ではダイエットには全く役立っていないと思う。しかし、寝付きが良くなったという点では、エグザスに通うメリットは十分にあると思っている。

 エグザスでは、まず30分程度バイクを漕ぐ。その際に、暇なので、回りでトレーニングしている人達を観察するのだが、これがなかなか面白い。Weekdayの夕方、会社帰りに行くと、OLらしき人達ばかりだ。これが、休みの日になるとオジサンが多くなる。女性はとても楽しそうに汗を流しているが、オジサンは悲壮感が漂っている。体力を保ち家族を支えていかなければならないと言うプレッシャーの中で体を鍛えているのだろう。ただ、こういったオジサン達を除くと圧倒的に女性の数の方が多い。体型を見ても、女性は様々。しかし、たまに見かける若い男性は、みなムキムキマンだ。私のように腹が出かかった、若い男性というのはまず見かけない。(もしかしたら、私も若い男性の方ではなく、オジサンの方に分類されているのかもしれないが・・。)

 そして、そのムキムキマン達は、筋トレの部屋で、無心にマシンに向かっている。こういう環境でトレーニングをすると嫌でも、頑張らなければと思うのである。10分くらいマシンを漕いで、立ち去るのはとても恥ずかしく思えてくるのだ。しょうがないので、少なくても30分とかの時間を設定して、トレーニングをする。そうすると、終わったときには、汗がだくだく流れている。自宅に辿り着いたときには疲れ切っているので、ぐっすり眠れるという訳だ。

 エッセイの更新が滞っているのも、帰宅時には疲れ切っており、メールをチェックするのが精一杯で、すぐに布団に入ってしまうからだ。エッセイを朝に書くとか、昼休みに書くというように、生活のパターンを変えると言うような工夫が、今後必要になってくるだろう。


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