マシン・トラブル解消

 金曜日に買ってきたWindows95製品版をインスツールした。製品版のCD-ROMはないとのことで、フロッピーディスクによるインスツールである。全部で20枚。一回一回フロッピーを入れ替えるので結構面倒だが、パソコンが使えないよりはましである。

 インスツールし終わると、見慣れたWindows95の画像が現れた。増設ハードディスクにインスツールしてあるソフトを一つずつ、起動させてはショートカットキーをデスクトップに張り付ける。いくつか共有dllファイルが見つからずに起動できないソフトがあった。これを、nifty-serveからダウンロードしてインスツール。95のインスツールだけでは動かないソフトが結構あるのである。

 ハードディスクの使用容量を見てみると、以前の半分以下である。以前はハードディスクの容量が足りずにダブルスペースを使っていたが、それも不要。いかに、無駄なファイルがWindowsフォルダを占有していたかがわかる。

 再度起動してみると、以前より随分立ち上がりが早くなったような気がする。そのうえ、以前は、削除したソフトのフォントを読み出すために毎回エラーメッセージが出ていたが、これもなくなった。つまり、以前よりもずっと使いやすくなったような気がするのだ。いくつかのソフトは、いまだに共有dllファイルが見つからずに、立ち上げることが出来ないでいるが、それも愛嬌だ。逆に、ソフトを削除するのに躊躇しなくなった。アンインスツールソフトを使わずに削除してしうと、レジストリを編集し直さないと、エラーが出ることが往々にしてあるが、そんなこともなくなるだろう。このマシンは、数週間しか使う予定はないのだが、ちょっとだけ惜しくなってしまった。


並び方

私の一日は、会社近くのam/pmで朝食を買うことから始まる。今日も、いつも通りam/pmに入り、おにぎりとコーヒーを購入、レジに並んだ。レジは二つ。両方とも一人ずつ、客が並んでいた。私の並んだ方は、女性の客が、パンを3つ買おうとしていた。ところが、店員がちょっと待ってくださいと言って、もう一つのレジ(3つ目のレジ)の方に行ってしまった。そこで、別の客が宅急便を頼んでいたのだ。

 店員が宅急便の客に伝票の書き方を説明している間に、私が並んでいなかった方のレジの方は精算が終わってしまった。すかさず、私は、そちらのレジに行って、精算をすますことが出来た。ふり返ってみてみると、私が最初に並んだレジの方は、私の前に並んでいた女性客が、まだ精算をしていた。

 私にとっては、とってもラッキーな展開だったが、こういった運、不運というのは何とかならないものだろうかと思う。レジで精算を待つ時間というのは、非生産的な、無駄な時間以外の何者でもない。この時間が楽しいという人は皆無と言っても良いのではないだろうか。何かを買うために並ぶ人達は大勢いる。美味しいと評判のお店で行列を作る人達もたくさんいる。これらの時間は、その後に得られる快楽を楽しむための貴重な時間でもある。(ちなみに、私は、美味しいと評判のお店で何十分も待たされるよりは、まずい店でも、すぐに食べられる方を選択する人間である。)しかし、買う物を決めた後に、精算をするためにレジで並ぶのを、楽しいと思う人が果たしているのだろうか。

 待つことに対する不満は、コンビニやスーパーでの買い物時だけではない。銀行でお金をおろすときだって、ATMを使えば、同じような目に遭うことがある。数台のATMが並んでいる時、店舗に入ったときに素早く、どのATM機に何人並んでいるかを把握し、一番並んでいる人数の少ない列に並ぶ。ところが、前の客が、金をおろすだけではなく、送金とかの面倒な手続きを始めたり、ATM機の扱いに慣れていなくて、何分もかかったり・・・。その結果、たくさんの人が並んでいる列の方が、順番が早く来たりするのだ。電車で乗車券を買うときだって同じ事がある。

 ある銀行では、このような不公平をなくすために、お客の並ばせ方に工夫を凝らしている。それぞれのATM機の所に並ぶのではなく、顧客は、何台も並んだATM機からちょっと離れたところに一列に並ぶのだ。そして、順番の来た客から、空いたATM機を使うことが出来るのだ。この方法だと、先に並んだ人よりも、後に来た人の方が先にATM機に辿り着くことはない。みんなが公平にサービスを受けることが出来るのだ。

 電車の切符売り場や、コンビニやスーパーのレジでも同じ方法を採ってもらえないものだろうか。銀行と違って、コンビニやスーパーのレジで待つ時間は、多少不公平があったとしても、数分くらいかもしれない。でも、その数分が、何時間にも感じられるくらいにイライラする人だっているだろう。それが、何処の列に並んだかによって、待つ時間に不公平が生じ、「あそこに並んでおけば、もっと早く終わっていたのか」と思うと、些細なことかもしれないが、やりきれなくなってしまうのである。みんな、早く済ませたいことなのだ。早く並んだ人から順番にサービスを受けられるような、そんな方法を企業は考えて欲しいものである。


back to my homepage


WebMaster:Kimihiko Uchida bobubeck@can.bekkoame.or.jp
or otherwise qzg00456@niftyserve.or.jp
©copyright 1998 Kimihiko Uchida