積雪

 昨日は大雪、天気予報をみていたら、「積雪○○mm」と、連呼している。これを見て、ふと、積雪ってどうやって測るんだろうと、疑問に思いまして・・・。早速、infoseekで検索してみました。こういう時の検索は、Yahooでは頼りない。コメントや、題名には「積雪」と出ていなくても、ドキュメントの内容は積雪の測り方を示していることは多々あるでしょう。テキスト検索をやってくれる、infoseekやgooの方が頼りがいがあるんですよね。  『積雪|測定方法』と入力して検索すると、検索結果は11件。その中に「Measuring the Daily Accumulation of Solid Precipitation」というサイトがあり「固体降水(積雪)量の測定方法」と書いてある。「これこれ!(^O^)」と早速このページに飛んでみました。

 積雪板というものが市販されていて1 辺 40 cm の板と 1 m のものさしがセットで購入できる。これを観測時刻 (午前 11 時から午後 1 時の間) に地面もしくはそれまでに降った雪の上に設置し、その次の 観測時刻にものさしで深さを読み取る。これで積雪を測定するらしい。また、これを水に換算するには、積雪板に積もった雪を寸胴型の容器に採取し、それを暖かい部屋へ運び、雪をストーブの近くで融かす。そして容器の中にものさしを入れ、ものさしが濡れたところまでを読み取り、それを降雪の水への 換算量(mm)とするとのこと。融ける時間がかかりすぎる場合には、お湯をメスシリンダーで測り取り、 雪を採取した容器にお湯を注ぎ、雪を融かす。その後、水(融けた雪とお湯)をメスシリンダーに移し変えて体積を測定し、その値から加えたお湯の量を差し引き、さらにその値を雪を採取した容器の表面積で割って、それを降雪の水への換算量 (mm) とするとのこと。

 随分原始的な方法だったんですね。まぁ、技術がいくら進歩しても、雪の降り方が、近代的に変わる訳ではないでしょうし、結局は、どのくらい積もったのかをものさしで測るしかないということなのでしょう。

 しかし、計測地点の決定方法にはびっくりしました。目測で均等に積もっているところを、選択するとのことです。人間の五感に頼る部分が大きいのですね。そういえば地震の際の揺れの大きさも、「震度」という人間の五感に頼った計測がなされていますよね。機械に任すために、複雑なフローチャートを考えるよりも、目で見た方が、早いし簡単、そして正確ということなのでしょう。


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